カテゴリー: 中国料理

鴛鴦鍋

 寒くなると食べたくなるのが四川料理、鴛鴦鍋だ。

鴛鴦、つまりおしどりのように、二種類のベースが仲良く、一つの鍋の中にというものだ。
片方が真っ赤っかの四川独特のベース、片方は普通のベース、2種類楽しめるというわけだ。
 中国人の教え子が、僕が大好きなのを知っていて、このベースを時々買ってくれて、辛好きな人にわけてあげるのを常としていたのだが、ここのところストップしてしまった。

 多分、皆さん初めは好奇心からだろう。じゃ、何がやめさせるのかというと、鍋をした部屋に残ったにおいをどうするのか?鍋にこびりついたあの油分を始末するのは大変だというところだろうか?
 

酸辣湯麺をどう読むか?

 昨日、帰宅が遅くなったので、外食して帰ることになり、久しぶりに8番らーめんに行った。

株式会社ハチバン(8番らーめん)ホームページ

 冬のメニューということで、酸辣湯麺を注文した。一昨年の冬から試行メニューでも出ていたし、昨年11月頃にも食べたことがあったので、メニューを見ることもなく、「スーラータンメンとミニライスね。」

 前回まではこれで通じていたはずなのだ。

 ところが、昨日は、「えっ」と2回も聞き返され、しまいに馬鹿にされたように「ああ、サンラータンメンね。」と言われてしまった。

 メニューを確認すると、確かに「サンラータンメン」と振仮名がふってあった。上記リンクのホームページ内にも、詳細にこのメニューについての説明があるが、そこでも「サンラータンメン」で統一されている。

 ウッチャンナンチャンがマルチャンの酸辣湯麺を宣伝したことを覚えていたので、調べてみたら、CMまで細かに描写しているHPがあった。
「<?編>内村が商品説明、だが漢字読めず南原に「なんだっけ?」と聞く。南原も読めないが…。Na.「スッキリ、ピリ辛、酸辣湯麺(スーラータンメン)」

 マルチャンのHPも見てみる。もう酸辣湯麺は探せなかったが、酸辣湯春雨があった。読みも「スーラー」だった。

 この流れがあり、ハチバンも一昨年は「スーラー」で売り出したのではないかと思ったし、今までは通じていたのだ。

 さて、国語教師になって考えてみよう。

 音読みで統一       「サン・ラツ・トウ・メン」

 北京語中国語音に沿って  「スワン・ラー・タン・ミエン」suan la tang mian

マルチャンのネーミングは中国語をやっている私にとっても抵抗のないものだ。

 ハチバンの場合は、スープ(湯)を「タン」、カライ(辣)を「ラー」と言うことが定着しているという前提がないと定着しないのではと思う。

 でも、再び考えてみる、私のようなこだわりを持ってきたために、日本人は一つの漢字にいくつもの音読みを覚えなければいけないようになったのかとも思う。

 日本人のこだわり、いいのか?悪いのか?