作成者: Nonky

リストラ・サンタ?リタイア・サンタ?

 この年、この日はわかりきっていたのだが、突然訪れたという感じだ。

 子どもたちも、中1と高1、当然といえば当然、遅すぎたと言ってもいいのだが、数週間前、例年のように、団欒の中に、今年は何をお願いしようかな?などという言葉が聞こえていたので、まさか、もう存在自体は信じていないだろうが、まあこれもよかろうと考え、また、猿芝居をうとうかなどと覚悟はしていたのだ。

 振り返ってみると、懐かしい。

 妹の家族などは、大変だったみたいだ。なにせ、夫婦して医療関係、彼らの家には、サンタは23日にやって来たり、24日だったり、25日だったりもするというわけで、そこを行くと、我が家などは、非常に正常で、子どもたちも、素直にそれを受け容れてきたのだった。

 朝になって子どもたちの反応を聞くのも楽しかった。娘などは、よく、トナカイが引くソリと鈴の音が聞こえていた。などとかわいいことを言って、25日の朝は、早くから起きて、プレゼントを開けて興奮状態だった。

 考えてみると、サンタの年の所為でもあるようだ。高校生の娘は、受験勉強を通して、完全に夜型人間となり、我が家で一番遅く寝る人間が入れ替わってしまった。
 

スケールの違う卒業写真

ここからJA9XDD(近藤)さんの写真をご覧ください!

 昨日、近藤さんにお会いする機会があったので、最近投稿のあった白山の写真についてお話を伺うことができた。かなり近いところで撮ったと見られる白山の山肌だったので、撮影地点について聞きたいと思っていたのだ。

 場所は、白峰村の国道158から少し入った地点ということであった。撮影の日も、何人かの白山撮影マニアが集まっていたというところだから、その道の人たちには有名なポイントなのだろう。

 それでも、この冬場での撮影だ。晴れ間が出るまで待ち続けられなかった人もいたらしい。そうした中、近藤さんはこの写真をゲットしたわけだ。

 さらに、地元、白峰小学校の生徒さんたちが卒業記念の写真を撮りに来ていたのだそうだ。この雄大さをバックに卒業記念が撮れるなんていうのも、羨ましい限りだ。

 ちなみに、近藤さん、彼らの写真も何枚も撮り、カメラ目線でない子どもさんについては、合成作成までしてプリントし、小学校の卒業生担任宛で郵送されたとのことであった。卒業記念を撮っていたのは、どんな人で、近藤さんの写真を超えるものが撮れただろうか?

  最近運の悪いことに、写真屋さんでも、細やかな配慮を欠く人によく接する。Webで写真を撮るようになるまでは、シャッターの切り方など、気を遣ったこともなかった私だが、写真というのは、どのような目線で世の中を、あるいは人間を、物事を見ているかを、対外的に自分をさらし出しているようなものなのかもしれないと考えると、恐ろしくもなる。