おれたち福井人 – ページ 58 – 福井人Nonky(和洋中麺類)のブログ  

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「優劣のかなたに(大村はま)」はいつ、どこで発表されたのですか?

大村はま先生

 大村はま先生が先月17日に亡くなられ、偉業を讃える報道が毎日のように流れているが、先日夜のNHKニュース解説で彼女のすばらしい詩が読み上げられていた。いつ発表されたものなのだろう?わかる方がいらしたら、教えていただきたい。
ゆとり、学力とゆらぎ続けている教育界に目を覚まさせてくれる内容だ。今日放映された同名タイトルの再放送は、彼女の教師歴を追いながらのインタビューを中心としたものだった。最後に同内容の講演が少々紹介されていたが、とうとう最後までのこの詩は流れなかった。
宮澤賢治が農民たちの中で「雨ニモマケズ」を遺したように、大村はまは教室の生徒たちの中で「優劣のかなたに」を遺したのだなと感じ入った。

優劣のかなたに
大村 はま

優か 劣か
そんなことが 話題になる、
そんなすきまのない
つきつめた。

持てるものを
持たせられたものを
出し切り、
生かし切っている
そんな姿こそ。

優か劣か、
自分はいわゆるできる子なのか
できない子なのか、
そんなことを
教師も子どもも
しばし忘れている。

思うすきまもなく
学びひたり
教えひたっている、
そんな世界を
見つめてきた。

一心に 学びひたり
教えひたる、
それは 優劣のかなた。
ほんとうに 持っているものを生かし、
授かっているものに目覚め、
打ち込んで学ぶ。
優劣を論じあい
気にしあう世界ではない、
優劣を忘れて
持っているものを出し切っている。

できるできないを
気にしすぎていて、
持っているものが
出し切れていないのではないか。
授かっているものが
生かし切れていないのではないか。

成績をつけなければ、
合格者をきめなければ、
それはそれだけの世界。
それがのり越えられず、
教師も子どもも
優劣のなかで
あえいでいる。

学びひたり
教えひたろう
優劣のかなたで。

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福井人スギタテイイチ−鶉(水切、砂子坂)散策

鶉地区34枚のアルバムへのリンク

息子の野球で川西中学校へ。川西近辺に勤務していたことがあるので懐かしくなって、野球観戦もせず近辺の散策となった(上の写真のリンク先に撮った写真34枚のアルバムサイトあり、御覧あれ!)。
夜泣松跡から入っていくと、鬱蒼とした鎮守の杜に守られた稲荷神社の参道は、一人で歩いて行くと、気持ちいいものではなかった。以前、大安禅寺上の松平家墓所千畳敷で、霊体験まがいのことがあったので、晴天の下の午前中とは言え、なおさらだった。
社前に第3号古墳を見た。それから、戻って、第1号、第2号を散策。周囲ではもう既に大きくなってしまっている筍を掘っている家族がいた。それがまた大量なので、食べるようにするのが大変だろうと感じた。
それから、鶉小学校、川西分校跡へと。川西分校前は、素敵なテニスコートがあって、家族連れで楽しんでいた。鶉小学校は丘の上だが、その斜面につつじが見事に整備されていた。
丘を降りて、川西公民館で杉田定一の銅像を見る。それなりに知ってはいたが、帰ってきてみたサイトが福井市歴史人物ガイドブック/杉田定一だった。